ちょうど1ヶ月ぐらい前からメダカを我が家で飼い始めた。

メダカを飼育している友人からメダカの稚魚を譲り受ける人を探しているという話があった際、
せっかくだから、と軽い気持ちで我が家で引き受けたのがきっかけ。
数日後、16匹のヒメダカと3匹のタニシ、1匹のヌマエビが我が家にやってきた。
魚を飼う資格があるのか
実は魚の飼育には苦い経験があった。
小学生の時、祖父が金魚の飼育に力を入れていた時期があり、祖父の庭にはランチュウや出目金の巨大な水槽が何個も並べられていた。
もはや金魚サイズではなくコイぐらいに成長した個体もいて、大きな水槽を巨大な金魚がゆったり泳ぐ様はさながら水族館のようだった。
金魚を飼うことに憧れた私は祖父から10匹ほど小さな金魚を貰い受け、自分の部屋で飼うことになった。
動物好きだった私は金魚たちの餌やりや水槽洗いといった世話を率先して行った。
砂利を敷き詰め、水草を集めてポンプで水を循環させる装置もしっかり準備した。
できる限りの愛情を金魚に注ぎ、祖父のような金魚水族館を夢見てせっせと世話をしていた。
しかし、金魚水族館の夢はあっけなく崩れる。
金魚たちに塩のような白い点が付いてるなぁ、と思うとだんだん泳ぎ方がおかしくなり、数日後には1匹、また1匹と力尽きていく事件が起こった。
調べてみると水槽内には「白点病」という病気が蔓延している事がわかった。
白点病に効く薬を買い、水槽に入れるも時すでに遅し。
薬によって水槽内は緑色に濁っており、力尽きた金魚たちは水の循環によってゆらゆらと何事もなく泳いでいるかのように見えた。
地獄絵図である。
金魚たちの墓場を作って埋葬しながら私は後悔した。
水槽を洗うのが結構大変で、フィルター付きの循環装置があるからと次第に水槽洗いをめんどくさがるようになったのが水質悪化の原因だ。
本当に金魚たちには申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
それ以来、魚の飼育は避けてきたわけだが、大人になり、再び魚たちを飼う機会が訪れた。
メダカたちを上手く育て上げてメダカたちの楽園を我が家で完成させたら、あの時の金魚たちもきっと報われるはず。
私はそう決意してメダカたちの住処づくりに取り組んだ。

さっそく準備しよう
改めてメダカの飼育にあたって最初に準備したものはこんな感じ
水槽 | 無印良品のガラスボウル | ガラスボウル(大)がちょうどよかった。予備としてダイソーの金魚鉢も購入 |
餌 | 赤ちゃんメダカの主食 (イトスイ) | 稚魚は浮上性のエサのほうが良さそう |
砂利石 | メダカラクラクお手入れ砂利(テトラ) | 汚れを吸い取るゼオライトが入ってる |
網 | メダカ移動用の網 | ダイソーで購入 |
サンゴの置物 | プラスチック製 | ダイソーで購入 |

我が家に大きな水槽を置くスペースは無かったため、とりあえずダイソーでメダカ飼育用品を見てみようと思ったら、思いのほかコーナーが充実していた。
水槽はどうしようか。
ホームセンターなどいろいろ探してみたが、一番見た目、コスパがしっくり来たのは無印良品のガラスボウル。
今後メダカの数が増えてくるようならホームセンターなどにあるアクアリウム用の大きな水槽に変えていこうという判断にした。
メダカたちの受け入れ態勢も整い、我が家のメダカ飼育生活がスタート。
小さく泳ぎ回る姿は見てて本当にかわいい。


稚魚の頃のメダカの世話はこんな感じ
エサやり | 基本的に朝と夜、1日2回ペース。量は5分ほどで食べ切れる量を目安にメダカの稚魚は食事や泳ぎが上手ではないため、エサは水面に浮かぶタイプで水面まで上がってきてパクパクと口を開けて食べるようになる |
水槽洗い | 5日に一度ぐらいのペースでメダカをバケツなどに移動させて、水槽と砂利を洗う砂利はドラム式洗濯機用ごみ取りフィルターを使うのがオススメ |
水草 | 室内飼育なので低光量でも育つ品種を購入 ホームセンターで販売していたアマゾンフロッグピットという浮草を購入 浮草があることで水質が安定し、メダカたちの産卵場所となる |
共生生物 | タニシとミナミヌマエビ水槽内の掃除屋としてメダカと共生できそうな貝類とエビを一緒に泳がせるタニシはサカマキガイという種類で繁殖力が強く、後に水槽中に増え続けることになる |
ガラスボウルサイズならすぐに水槽を洗えるし、カルキ抜きした水をこまめに入れ替えて病気の蔓延を防ぐことに取り組んだ。
水槽に異変が

そうした取り組みを経て、2週間ほどが過ぎた。
メダカの稚魚もすくすくと育ち、徐々に大きくなっていくことがわかる。
それと同時に異変を感じるようになった。メダカやタニシ、エビたちが水面近くでしか泳がなくなったのだ。
水生生物が水面近くを泳ぎ回るのには理由がある。
一番の理由は酸欠状態だ。
16匹のメダカとタニシ、エビを小さな金魚鉢で飼うと水中の酸素の取り合いになり、エサの汚れによって水質の悪化も早くなる。
これはなんとかしなければ。
それなりの水槽を購入すべきだろうか。
友人に相談すると、16匹のうち10匹を回収しようという話になった。
数が減るのは少しさみしい気もするが、我が家のスタイル的に6匹のメダカ飼育がちょうどいいのかもしれない。
出来るだけ、飼育の負担を減らして長く飼っていきたいと考えるのが我が家のスタイルだ。
今後も継続してメダカを育てていき、時々飼育記録として残していきたいと思う。

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